【n8n×Slack】通知が見逃される?「メンション機能」を正しく設定して“即レス”を生む方法

【n8n×Slack】通知が見逃される?「メンション機能」を正しく設定して“即レス”を生む方法 AI×プラットフォーム連携

「n8nでエラー通知を送っているのに、埋もれて気づかない…」
「緊急の問い合わせだけは、スマホを震わせてでも担当者に伝えたい」

Slack通知自動化の“あるある”が、「メンション(@)が機能せず、ただのテキストとして表示されてしまう」問題です。

実は、n8n(というよりSlack API)の世界では、普段使っている @Taro_Yamada のような名前指定は通用しません。本記事では、エンジニアもよく忘れる「正しいメンションの記述ルール」と、見逃しをゼロにするための実践的な設定手順を解説します。

【結論】メンションは「名前」ではなく「ID」で書くのが鉄則

結論から言います。n8nのSlackノードでメンションを飛ばすには、以下の特殊な書き方をする必要があります。

間違い: @田中太郎@taro.tanaka
正解: <@U0123ABCDE>

この U から始まる文字列(Member ID)を < > で囲むことで初めて、Slack側が「これはメンションだ!」と認識し、相手に通知バッジを飛ばします。

【完全ガイド】n8nで「届く」メンションを設定する3ステップ

Step 1: 相手の「Member ID」を取得する

まず、通知を送りたい相手のIDを調べます。これはSlackの画面上で簡単に確認できます。

  1. Slackを開き、相手のプロフィールアイコンをクリックします。
  2. プロフィールのポップアップが表示されたら、右上の「︙(その他)」メニューをクリックします。
  3. [メンバーIDをコピー] を選択します(例: U04K12345 がコピーされます)。

Step 2: n8nのSlackノードに書き込む

n8nの画面に戻り、Slackノードを設定します。

  • Resource: Message
  • Operation: Post
  • Text: メッセージ本文の中に、先ほどのIDを以下の形式で埋め込みます。

<@ここにIDを貼り付け> 対応をお願いします!

例:<@U04K12345> 新規の問い合わせが届きました。

Step 3: テスト実行で確認する

[Execute Node] をクリックし、Slackを確認してください。該当のユーザー名が青文字(リンク)になり、通知音が鳴れば成功です。

【応用テクニック】グループ全員やチャンネル全体に飛ばす

個人だけでなく、チーム全体を呼び出したい場合の書き方は以下の通りです。

対象 書き方 (Syntax) 解説
個人 <@U12345> 特定のメンバー1人に通知。
チャンネル全体 <!channel> @channel と同じ。全員に通知(多用注意)。
アクティブな人 <!here> @here と同じ。オンラインの人だけに通知。
ユーザーグループ <!subteam^ID> 「エンジニアチーム」などのグループ指定。グループIDが必要。

【AI活用】担当者を自動で振り分ける方法

静的にIDを書くだけでなく、条件によってメンション先を変えるとさらに便利です。

Switchノードを使う例:

  • 問い合わせ内容が「技術的な質問」の場合: エンジニアのID <@U_ENGINEER> をセット。
  • 「請求について」の場合: 経理担当のID <@U_KEIRI> をセット。

このようにn8nの Switch ノードや If ノードで分岐させ、その後にSlackノードを繋ぐ(あるいはIDを変数に入れる)ことで、「内容に応じた正しい担当者」を即座に呼び出せます。

よくあるトラブル (FAQ)

Q: 設定したのにメンションになりません(文字化けする)

A: < > を忘れていませんか?
単にIDを書いただけではダメです。必ず <@ID> のようにブラケットで囲んでください。また、n8nのExpressionエディタを使っている場合、引用符(” “)の中で記述が崩れていないか確認してください。

Q: “channel_not_found” エラーが出ます

A: Slackアプリ(Bot)がそのチャンネルに参加していません。
n8nと連携しているSlackアプリを、通知を送りたいチャンネルに追加(インテグレーションに追加)してください。メンションの設定以前の問題として、Botは「自分がいる部屋」にしか発言できません。

まとめ

Slack通知は「気づかれなければ意味がない」ものです。

  • 名前ではなく「Member ID」を使う
  • <@ID> の形式を守る
  • 重要な通知だけ選んでメンションする

この3つを意識するだけで、あなたの自動化フローは「ただのログ流し」から「頼れるアラートシステム」に進化します。まずは自分のIDを使ってテスト送信してみてください。

参考文献・リンク

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