n8nで「毎朝9時のルーティン」を完全自動化!Schedule Trigger(Cron)設定ガイド

n8nで「毎朝9時のルーティン」を完全自動化!Schedule Trigger(Cron)設定ガイド AI開発フレームワーク・ツール

「毎朝Slackにニュースを投稿したい」
「毎週月曜日に先週のレポートを集計したい」
「毎月1日に請求書を自動作成したい」

このような「決まった時間のルーティン作業」こそ、自動化の効果が最も高い領域です。n8nを使えば、複雑なコードを書かずに、正確無比なタイマー機能を実装できます。

この記事では、n8nで定期実行を行うための「Schedule Trigger(旧Cron)」の設定方法を、基本のクリック操作から、自在に時間を操る「Cron式」の書き方まで、図解レベルでわかりやすく解説します。

【結論】「Schedule Trigger」ノードひとつで解決

n8nで時間を指定してワークフローを動かすには、「Schedule Trigger」というノードを使います(古いバージョンでは「Cron」という名称でしたが、機能は統合されています)。

これを使えば、PCの電源が入っていなくても(クラウド版やサーバー設置の場合)、n8nが勝手に時間を監視し、指定時刻になった瞬間にワークフローを起動してくれます。

【基本編】クリックだけで完了!毎日決まった時間に動かす手順

まずは、最もよく使う「毎日〇〇時に実行」という設定を行ってみましょう。プログラミング知識は不要です。

Step 1: Schedule Triggerノードを追加する

ワークフローの編集画面(Canvas)で「Add first step」または「+」ボタンを押し、検索窓に Schedule と入力します。
「Schedule Trigger」というノードが表示されるので、これを選択します。

Step 2: トリガーのルールを設定する

ノードの設定パネルが開きます。以下の項目を設定してください。

  • Trigger Interval: ここで実行頻度を決めます。
    • 毎日実行したい場合 → Days
    • 毎週実行したい場合 → Weeks
    • 毎時実行したい場合 → Hours

ここでは例として「毎日」実行するために Days を選択します。

Step 3: 具体的な時間を指定する

Days を選ぶと、さらに詳細な設定項目が現れます。

  • Days Interval: 1 (1日ごと=毎日)
  • Trigger at Hour: 9 (朝9時台に実行)
  • Trigger at Minute: 0 (0分に実行)

これで「毎日 午前9時00分」にワークフローが起動する設定の完了です。とても直感的ですよね。

【応用編】「平日のみ」「月末だけ」を叶えるCron式(Cron Expression)

「土日は動かしたくない」「毎月25日の給料日だけ動かしたい」といった少し複雑な条件の場合、基本設定では対応しきれないことがあります。

ここで登場するのが「Cron Expression(クーロン式)」です。魔法の呪文のような文字列ですが、テンプレートを使えば簡単です。

Cron式の設定方法

  1. Schedule Triggerノードの Trigger IntervalCustom (Cron Expression) に変更します。
  2. Cron Expression という入力欄が表示されます。ここに以下の文字列を入力します。

コピペで使える!便利なCron式リスト

やりたいこと Cron式 (Cron Expression) 解説
平日(月〜金)の朝9時 0 9 * * 1-5 最後の 1-5 が月曜から金曜を表します。
毎月1日の朝10時 0 10 1 * * 真ん中の 1 が日付を表します。
30分おきに実行 */30 * * * * */ は「〇〇ごとに」という意味です。
平日 9:00, 12:00, 18:00 0 9,12,18 * * 1-5 カンマで区切ると複数の時間を指定できます。

なぜか動かない?陥りやすい「タイムゾーン」の罠

n8nの定期実行で最も多いトラブルが「時間がずれている(9時に設定したのに18時に動く)」というものです。

これは、n8nのサーバー時間が「UTC(協定世界時)」になっていることが原因です。日本時間(JST)はUTCより9時間進んでいるため、このズレが発生します。

解決策:ワークフローのタイムゾーン設定を確認する

  1. n8nの画面左側のメニュー(または下部)にある 「Settings」(歯車アイコン)や 「Workflow Settings」 を探します。
  2. Timezone という項目を確認してください。
  3. ここが Asia/Tokyo になっているか必ずチェックしましょう。もし New YorkUTC になっていたら、Asia/Tokyo に変更して保存します。

注意: Schedule Triggerノード内にはタイムゾーン設定はなく、ワークフロー全体の設定に依存します。

よくある質問 (Q&A)

Q1. PCをシャットダウンしていても動きますか?

クラウド版(n8n cloud)の場合: はい、動きます。サーバー上で動いているため、あなたのPCの状態は関係ありません。
デスクトップ版(ローカル環境)の場合: いいえ、PCが起動しており、n8nアプリが立ち上がっている間しか動きません。24時間稼働させたい場合は、VPSやクラウドサーバーへの移行をおすすめします。

Q2. 「Active」にするのを忘れていませんか?

設定が完璧でも、ワークフロー自体が有効化されていなければ動きません。画面右上のトグルスイッチを Active (緑色) にするのを絶対に忘れないでください。テスト時は手動実行(Execute Workflow)でも動きますが、定期実行させるにはActive化が必須です。

Q3. 秒単位の指定はできますか?

Schedule TriggerのCron設定では、最小単位は「分」です。「毎分30秒に実行」といった厳密な秒指定は基本機能ではできません。どうしても必要な場合は、トリガー後に「Wait」ノードで数秒待機させるなどの工夫が必要です。

まとめ

n8nのSchedule Triggerを使えば、あなたの代わりにロボットが時間を監視し、確実に業務を遂行してくれます。

  • 基本は Schedule Trigger ノードを選ぶだけ。
  • 複雑な条件は Cron式 でコピペ対応。
  • 時間がズレる時は タイムゾーン (Asia/Tokyo) を確認。
  • 最後に必ず Active ボタンをONにする。

まずは「毎朝Slackに『おはよう』と送る」だけのシンプルなBOTから作ってみて、定期実行の便利さを体感してみてください!

参考文献・リンク

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