【Difyローカル構築】機密情報も安心!Dockerで自分のPCに「最強のAI開発環境」を作る全手順

Difyローカル構築のアイキャッチ。マルチモニターとDockerアイコンの背景に「機密情報も安心!最強AI環境」の文字。PCで安全にAI開発を行う手順。 TITLE: Difyローカル構築!Dockerで機密情報も安心な最強AI環境を作る全手順 FILENAME: dify-local-docker-ai-setup. AI開発フレームワーク・ツール

「社外秘のデータを使ってRAG(知識検索)を作りたいけど、クラウドに上げるのはNG…」
「Difyのクラウド版を使っていたけど、制限を気にせずガシガシ実験したい…」

そんなあなたのための最適解が、「Difyのローカル環境構築(セルフホスト)」です。

難しそうに聞こえるかもしれませんが、実はDockerというツールを使えば、MacでもWindowsでもコマンドを3回叩くだけで立ち上がります。
本記事では、エンジニアの私が実際に行っている手順を元に、外部へのデータ流出リスクがゼロの「完全プライベートなAI開発基地」を構築する方法を解説します。

【結論】Dockerを使えば「3ステップ」で完了する

Difyのローカル構築は、以下の3ステップで完了します。

  1. 準備: Docker Desktopをインストールする。
  2. 取得: Difyのソースコードをダウンロード(Clone)する。
  3. 起動: 魔法のコマンド(docker compose up)を唱える。

これだけで、あなたのブラウザ上でDifyが動き出します。サーバー代もかかりません。

Step 0: 事前準備 (Docker Desktopのインストール)

Difyを動かすための「土台」を作ります。

インストール後、Docker Desktopを起動し、左下のステータスが「Running(緑色)」になっていれば準備OKです。

Step 1 & 2: Difyのインストールと起動

ここからは「ターミナル(Mac)」または「PowerShell(Windows)」を開いて操作します。
以下のコマンドを順番にコピペして実行(Enter)してください。

1. ソースコードのダウンロード

Difyの公式リポジトリをあなたのPCにコピーします。

git clone https://github.com/langgenius/dify.git

2. フォルダの移動

ダウンロードしたフォルダの中にある、Docker設定ファイル置き場へ移動します。

cd dify/docker

3. Difyの起動(魔法のコマンド)

必要なシステム(データベースやAPIサーバーなど)をまとめて立ち上げます。

docker compose up -d

※初回は数GB分のデータをダウンロードするため、回線によっては5〜10分ほどかかります。画面に「Started」や「Running」の文字が並べば成功です。

Step 3: ブラウザでアクセスして初期設定

黒い画面での操作はこれで終わりです。
ブラウザ(Chromeなど)を開き、以下のアドレスにアクセスしてください。

http://localhost/install

Difyの管理者アカウント作成画面が表示されたら勝利です!
メールアドレスとパスワードを設定すれば、クラウド版と全く同じ画面が使えます。

【応用】Ollamaと連携して「完全オフラインAI」にする

Difyをローカルに入れただけでは、AIモデル(GPT-4など)を使う際にOpenAIへデータが飛びます。
「データも外に出したくない」場合は、ローカルLLM実行ツール「Ollama」と連携させましょう。

設定のポイント:Dockerの壁を超える

Dify(Dockerの中)からOllama(PC本体)に接続する場合、URLの指定にコツがいります。

  1. Ollamaをインストールし、モデル(例: ollama run llama3)を起動しておく。
  2. Difyの設定画面 > [Model Provider] > [Ollama] を選択。
  3. Base URL に以下を入力(重要!):
    http://host.docker.internal:11434

localhost ではなく host.docker.internal を使うのが鉄則です。これで、インターネット接続すら不要の最強セキュリティ環境が完成します。

よくあるトラブル (FAQ)

Q: “Port already in use” エラーが出る

A: 他のアプリが場所(ポート80番など)を取っています。
Webサーバー(Apache/Nginx)やSkypeなどが動いていませんか?
解決策として、docker/docker-compose.yaml ファイルを開き、ports: の設定を - "80:80" から - "8080:80" などに変更して起動し直してください。その場合、アクセスURLは http://localhost:8080 になります。

Q: Difyを最新版にアップデートしたい

以下のコマンドを実行するだけでOKです。データは消えません。

cd dify/docker
git pull origin main
docker compose down
docker compose up -d

まとめ

Difyのローカル構築は、Dockerさえあれば恐れるに足りません。

  • コスト0円
  • データ流出リスクなし
  • 制限なしで使い放題

この環境があれば、社外秘の議事録要約AIも、個人情報の塊である顧客データ分析も、安全に開発できます。まずはDocker Desktopのインストールから始めてみてください。

参考文献・リンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました