はじめに
「渾身のAIイラストができた!これを収益化したいけど、どこで売るのが正解?」
「サイトごとの規約や手数料が複雑でよくわからない…」
AIイラストの生成技術が向上した今、ただ生成するだけでなく、それを「商品」として販売し、収益を得るクリエイターが増えています。しかし、プラットフォームによって「売れるジャンル」や「AIへの風当たり」は全く異なります。
本記事では、2026年現在、AIイラスト販売で稼ぐための主要サイトを徹底比較し、販売用データとして通用するクオリティに仕上げるための「AI高画質化・修正テクニック」までを実践的に解説します。
【結論】目的別・AIイラスト販売サイト比較表
まずは、あなたの作品スタイルに合った「売り場」を選びましょう。
| サイト名 | 主なジャンル | 特徴・AI規制 |
|---|---|---|
| DLsite / FANZA | 同人CG集 (成人向け含む) |
【最大手】市場規模が巨大。「AI生成」タグ設定が必須。まとめ売り(CG集)が基本。 |
| Adobe Stock | 素材・ストックフォト | 【素材販売】審査が厳しいが、企業の利用も多く単価が高い。AI明記必須。 |
| Patreon / FANBOX | ファン支援 (サブスク) | 【月額制】ファンを囲い込むスタイル。規制は緩やかだが、プラットフォーム依存度が高い。 |
| BOOTH | グッズ・データ販売 | 【物販・DL】ショップ作成が簡単。AI作品の検索除外オプションがあるため、見つけてもらう工夫が必要。 |
【実践】「生成したまま」では売れない!商品化の2ステップ
販売サイトに登録する前に必ずやるべき作業があります。それは「高画質化(アップスケール)」と「破綻修正」です。低解像度や指が崩れた画像はお金になりません。
Step 1: AIでディテールを足して高画質化する
生成された画像は通常1024px程度ですが、販売用CG集や素材としては4K(約4000px)以上が求められます。単なる拡大ではなく、AIで描き込みを増やしながら拡大します。
使用ツール例: Magnific AI (または Krea AI / Stable DiffusionのUpscaler)
- Magnific AI にアクセスし、元の画像をアップロードします。
- Scale Factor (拡大率): 「2x」または「4x」を選択します。
- Creativity (創造性): ここが重要です。数値を上げると「元の絵にない詳細(皮膚の質感や髪の毛)」が描き足されますが、上げすぎると別人の顔になります。最初は「1〜3」程度に抑えるのがコツです。
- HDR: 質感を高めたい場合はオンにします。
- 生成ボタンを押すと、驚くほど緻密な高解像度画像が完成します。
※無料でやりたい場合は、Stable Diffusion WebUIの「Extras」タブにある「R-ESRGAN 4x+」などを使うのが定番です。
Step 2: 致命的な「破綻」を修正する
指が6本あったり、背景のパースが狂っている画像はクレームの原因になります。
使用ツール: Adobe Photoshop (生成塗りつぶし) または Stable Diffusion (Inpainting)
- 修正したい箇所(例:変な形の指)を選択範囲で囲みます。
- Photoshopの場合: コンテキストバーの「生成塗りつぶし」をクリックし、プロンプトを空欄のまま(または「beautiful hand」と入力して)生成します。
- AIが背景に馴染むように修正候補をいくつか出してくれるので、最も自然なものを選びます。
売上を伸ばすための販売戦略
DLsite / FANZA での戦い方
- 枚数勝負: 1作品につき最低でも30枚〜50枚以上のボリュームが必要です。
- サムネイル詐欺をしない: AI作品は「同じ顔」を維持するのが難しいため、表紙と中身の顔が違うと評価が下がります。LoRAなどを使ってキャラクターの一貫性を保ちましょう。
- セット販売: 「OL編」「ナース編」などテーマ性を持たせてシリーズ化し、セット購入を促します。
Adobe Stock での戦い方
- ニッチ需要を狙う: 「サイバーパンクな日本の路地裏」「未来的なオフィスの会議風景」など、実写で撮影が難しいシチュエーションが売れ筋です。
- 人物より背景: 人物は権利関係のリスクがあるため、高品質な背景素材やテクスチャの方が審査に通りやすく、長期間売れ続けます。
まとめ
AIイラスト販売は「生成したらゴール」ではなく、そこからがスタートです。
- サイト選び: CG集ならDLsite、素材ならAdobe Stock。
- 品質管理: アップスケールと修正は必須マナー。
- 誠実さ: AI生成であることを隠さず、タグ付けや明記を徹底する。
Next Action: まずは手持ちのベストショットを1枚選び、Magnific AIなどのツールで4Kサイズにアップスケールしてみましょう。そのクオリティの差に、あなた自身が驚くはずです。それが「商品」になる瞬間です。


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